若者の自転車事故を防ぐため、同じ世代の視点を生かして安全運転を呼びかけようと、宮城県内の大学生が啓発動画を制作します。

 動画を制作するのは、東北工業大学でデザインの勉強をする大学3年生です。

 仙台市内の自転車事故の死傷者数のうち4割以上を10代と20代が占めるなど、若年層に対する啓発が必要なことから、仙台市が同世代の視点を生かそうと2021年度、大学側に制作を依頼して始めました。

 仙台市自転車交通安全課加藤隆一課長「同じ年代の方々が興味関心をもっていただけるように、若い感性を活かした自由な動画を作っていただければと思います」

 2022年で2回目となる動画制作。学生たちは仙台市の職員から若者のヘルメット着用率が低いなどの課題について説明を受けた後、動画の内容についてアイデアを出し合っていました。

 大学生「使う物を親しみやすいものや身近なもので表現できたらなと思っています」

 「自分たちと同じ年代の人たちに、安全というのを伝えられるようにしていきたいと思います」

 動画は6月頃に完成の予定で、仙台市の公式ユーチューブチャンネルで配信されます。