仙台市若林区で90代の女性が警察官を装った女にキャッシュカードをだまし取られ、現金150万円を引き出される被害に遭いました。宮城県内では同様の手口の被害が急増していて、県警が注意を呼び掛けています。

 警察によりますと16日、若林区の90代の女性の家に警察官を名乗る男から「あなたの銀行口座から20万円が引き落とされている。カードを廃止する」などと電話がありました。

 女性は、自宅を訪れた警察官を装った女にカード2枚を手渡しましたが、女性の口座からはその後現金150万円が引き出されたということです。

 宮城県内では2022年度、警察官などを装ってキャッシュカードをだまし取る事件が24日までに24件発生し、3400万円の被害が出ています。

 県警では捜査態勢を強化していて、これまでに発生した24件のうち17件で容疑者を検挙しているということです。