山で病気になった人などを消防ヘリコプターを使い病院へ搬送する訓練が仙台市の泉ヶ岳で行われました。

 この訓練は、山で急病人などが出た時に救急車とヘリコプターが連携し、速やかに病院に搬送できるよう仙台市消防局が毎年行っているものです。

 今回は、ハイキング中の男性が胸の痛みを訴えたという想定で行われました。

 訓練には約40人の署員が参加し、ヘリコプターの離着陸の誘導方法などを確認しました。

 泉ヶ岳の駐車場から市内の病院へは、救急車で30分以上かかるのに対し、ヘリコプターは約10分で到着するということです。

 泉消防署警防課菅野和久救急係長「胸痛を訴えている患者さんですと、緊急度が非常に高いということで、できるだけ早く医療機関に収容することが大きなポイントとなります」

 2021年に仙台市で救急隊と消防ヘリコプターが連携した救急事案は、18件あったということです。