地域の伝統文化を学ぼうと、宮城県富谷市の小学校で五穀豊穣を願う田植踊りの授業が行われました。

 県の無形民俗文化財、富谷田植踊り、富谷市北部の原地区に伝わるこの踊りは、1592年に伊達政宗公が鹿狩りを行った際に披露されたと言われています。

 富谷小学校では、夏休みのクラブ活動で田植踊りに取り組んできましたが、新型コロナの影響で活動できなくなり、2021年度からは4年生が授業の一環として歴史や踊り方を学んでいます。

 16日、児童87人が地元の保存会のメンバーから田起こしや種まきを表現する振り付けを教わりました。

 児童「種をまくところを練習しました。楽しかったです」「ステップでつま先を先に着くところがちょっと難しかったです」

 富谷田植踊保存会若生隆雄会長「将来、富谷市に残った人で踊りをしたいという方がいれば私どもも幸いです」

 児童らは今後も踊りの練習を重ね、10月の学習発表会で披露するということです。