仙台市地下鉄南北線は15日で開業から35年を迎えました。仙台市交通局では塗り絵コンテストや限定グッズの販売など様々な催しを行って日常の足としての地下鉄をPRする考えです。

 35年前の1987(昭和62)年7月15日。仙台市地下鉄南北線は八乙女ー富沢間およそ13.6キロで開業しました。

 5年後の1992(平成4)年の7月15日には、南北線は泉中央まで延伸しました。

 2015年には東西線が開業。地下鉄は仙台を東西南北に貫く交通軸として、市民生活と街の発展を支えています。

 地下鉄アナウンス「地下鉄南北線が開業して35年の記念の年です。これまでのご利用に感謝申し上げますとともに引き続きのご利用をお願い致します」

 

 開業35周年を迎え、仙台市交通局は構内アナウンスやポスターを通して利用者への感謝の気持ちを伝えています。

また35周年を記念して、交通局HPからダウンロードして参加できる地下鉄の新旧車両の塗り絵コンテストが行われていて、優秀な作品には仙台市交通局グッズなどが贈られます。

さらに16日からは地下鉄マーク入りのエコバッグが1000個限定で販売するなど、様々なイベントを通して、地下鉄のさらなる利用促進を図ります。

 地下鉄南北線は新型コロナの影響で利用者が減っていて、運賃収入は感染拡大前の2019年度の129億円から21年度は103億円に減少しました。南北線の2020年度の赤字はおよそ4億6000万円となっています。

 仙台市交通局では、3年後の2025年度までにコロナ前の水準に回復させることを目指しています。