2019年まで楽天に在籍し、正捕手として活躍した嶋基宏選手が、28日に現役引退を表明しました。

 嶋基宏選手「今シーズンは選手兼任コーチという形をとらせてもらった。その時に1年やったらという覚悟はある程度できていた」

 所属するヤクルトの球団事務所で、引退会見を行った嶋選手。プロ16年目、37歳で引退を決意しました。

 嶋選手は、2006年の大学社会人ドラフト3巡目で楽天に入団。

 1年目から正捕手として活躍し、球団初の日本一にも貢献しています。

 2019年オフに楽天から、ヤクルトに移籍しました。

 震災があった2011年には、開幕前のスピーチが注目を集めました。

 嶋基宏選手「この1カ月半で分かったことがあります。誰かのために戦う人間は強いということです見せましょう!野球の底力を」

 日本一となった2013年は、田中将大投手とバッテリーを組み、プロ野球新記録の24勝無敗を引き出しました。

 嶋選手の引退に田中投手は「日本一や連勝記録も嶋さんと組んで成し遂げられました。16年間お疲れさまでした」とコメントしています。

 嶋選手は今後、指導者の道に進みたいということです。