1回限りのつもりで商品を購入したところ、業者から定期購入の商品と言われ解約できないといったトラブルが増えており、消費生活センターが注意を呼び掛けています。

 仙台市消費生活センターによりますと、定期購入に関する相談件数は2019年度から急激に増え、2021年度は343件寄せられました。

 この3年間、苦情相談全体に占める定期購入に関する相談の割合が高くなっています。 仙台市消費生活センター加藤祐子所長「コロナにより巣ごもりでネットで購入したりすることも一因としてはあるのかなというところでございます。年代に関わりなくいろいろ方が被害に遭われていると思います」

 具体的には「送料の300円のみでお試しができる」という広告を見て、ダイエットサプリメントを1回限りのつもりで注文した人に後日同じ商品が届き、業者に問い合わせると4回の購入が条件だったというものや、「いつでも解約できる」と記載されていたにもかかわらず、解約しようとすると業者に電話がつながらず、解約できないといった相談などが寄せられているということです。

 友人がトラブルに遭った女性「広告と届いたものが違ったりだとか、(定期購入の)しばりがあるのは知らなかったとか、そこは信頼できないから、解約してそういうのはだまされたっていう印象が強いから、結構嫌悪感はあるみたいですね」

 こうした被害に遭わないため、どのような対策を取ったら良いのでしょうか。

 仙台市消費生活センター加藤祐子所長「事業主さんがいいような情報が目立つようにプッシュしてくるので、それをきちんと細々まで確認をしていただいて、契約金額が最終的にいくらになるのか、定期購入とか何回しばりというものがついていないのかとか、返品が可能なのかとか、確認をしっかりしていただきたいです」