明日5月5日はこどもの日です。こどもの日に庭先に飾るものと言えば「こいのぼり」ですよね。最近「屋根より高いこいのぼり」見かけましたか?仙台の街中では見かけなくなったと感じます。そこで、きょうのギモンは「屋根より高くない令和のこいのぼり事情は?」
宮城県白石市の材木岩公園です。白石川の上にかけられた色とりどりのこいのぼりが、風に乗って泳いでいました。その数なんと600匹。国の天然記念物「材木岩」を望む公園では、こどもの日に合わせて地元の人たちがこいのぼりを飾っています。
当初は120匹ほどでしたが、東日本大震災後に寄付を呼びかけたところ全国から寄せられ800匹にまで増えたといいます。
街のみなさんに家で飾っているか聞いてみました。
仙台市在住夫婦「ないですね。実家が北海道ですけど、出してたなという思い出があるくらい。まず庭がないので」
仙台市在住家族「出してないですね今は。やっぱり場所がないのと、近所迷惑になるのかな」
仙台市在住「大きなこいのぼりは無くて、ステッカーを壁に貼って雰囲気を味わっている。祖父がしまっているのも、どこにあるのかわからない」
令和の「こいのぼり事情」はどうなっているのでしょう?仙台三越を訪ねました。季節人形担当の佐々木健治さんは福岡県の大手人形メーカーから仙台三越に派遣されて約25年のベテランです。五月人形の特設売り場を見渡しても、こいのぼりの商品はまばら。大型のものは見当たりません。
仙台三越佐々木健治さん「最近はベランダが共有スペースということもあってなかなか飾れない方も多くなってきていまして、その中で室内で飾るタイプがいま人気なんです」
近年は少子化に加え、大きな庭がある戸建ての住宅が減少。マンションでは落下防止などの観点からベランダに飾るのを規約で禁じるケースもあるといいます。
佐々木さん「庭用は3mが一番小さいんです。本当はお父さんは5mが標準になります。5mサイズを飾るとなると周囲が直径で10m必要ですから需要としてはなかなか無いというのが実情です」
こうした住宅事情の変化。特に都市部では大型の鯉のぼりは「絶滅寸前」になっていると言います。
佐々木さん「優雅になびいている姿の方がやはり周りから見ても、その家に男の子ができたんだとか、そういった日常会話もあったりしますよね。販売している側としてもちょっと寂しい部分はございます」
このように都会で大きなこいのぼりが少なくなっているのは理由があったんですね。実際に大きさを体感してもらいます。こちらは番組スタッフの実家に眠っていた標準サイズの5mのこいのぼりなんですが、広げてみるとやはり大きいですよね。
そして今、こいのぼりは小型化と室内化が進んでいるんですね。ショッピングサイトを見てみると、ベランダ用は1.5mや、1.2mが主流となっているようです。ベランダにロープを張って斜めにたらすタイプや、窓ガラスに吸盤で貼るタイプなど、現代の住宅事情に合わせアイデアをこらした商品も登場しています。仙台三越の佐々木さんは「こいのぼりは子どもの成長を祝って飾るもの。これからも日本独自の風習が続いてほしい」と話しています。