仙台市内のコロナ感染者数を予測する東北大学の下水調査で、今週は横ばいかやや増加するとの見通しが示されました。

 東北大学大学院工学研究科の佐野大輔教授のグループは、下水から検出される新型コロナウイルスの濃度などから毎週、仙台市内の感染者数を予測しています。

 先週、仙台市内で感染が確認された人は2307人と、2週連続で前の週を上回りました。

 佐野教授は、全数把握の見直しにより実際の感染者数と予測値を直接は比較できないとしたうえで、2週間前から先週にかけての下水中のウイルス濃度がやや増加していることから、今週の感染者数は横ばいか、やや増加するとの見通しを示しました。