仙台市内のコロナ感染者数を予測する東北大学の下水調査で、今週は約7600人と第7波の初期と同じ規模になる見通しが示されました。

 東北大学大学院工学研究科の佐野大輔教授のグループは、下水から検出される新型コロナウイルスの濃度などから毎週、仙台市内の感染者数を予測しています。

 先週、仙台市内で感染が確認された人は予測値5967人に対し5798人と、前週の1.8倍となり4週連続で増加しています。

 下水中のウイルス濃度は増加傾向が続いていて、今週の感染者数は7613人との予測が示されました。

 佐野教授によりますと、ウイルス濃度は7月中旬の第7波の初めごろと同じ程度になっていて、引き続き感染対策を徹底してほしいと呼び掛けています。