宮城県気仙沼市にある東陵高校で、野球部の男子生徒がいじめを受けたにもかかわらず学校側が適切な対応を取らなかったとして、男子生徒側が学校に損害賠償を求める訴えを起こしていたことが分かりました。
訴状によりますと、東陵高校野球部に所属していた男子生徒は1年生だった2025年、寮などで2年生から無視やにらまれる、同級生から殴られるなどのいじめを受けたということです。
男子生徒側は、法律で定めるいじめ重大事態に当たるにもかかわらず学校側が必要な調査を行わなかったとして、学校に対し慰謝料など55万円の支払いを求めています。
男子生徒は2025年12月に反応性うつ病と診断され、2026年1月に転校しました。
男子生徒の母親によりますと、胸ぐらをつかまれたり壁に頭を押し付けられたりしたほか、寮の風呂場で熱湯を掛けられたりしていたということで、事実をきちんと明らかにし学校には誠実な対応をしてほしいと話しています。
東陵高校は「コメントは差し控えさせていただく」としています。
宮城県によりますと、学校からいじめ重大事態として報告を受けているものの詳細な報告書は提出されていないということです。