宮城県の感染者数は、先週1週間単位で過去最多を更新し、第7波のピークに匹敵する規模になっています。専門家は、第8波のピークは年明け以降になる可能性を指摘しています。

 東北医科薬科大学藤村茂教授「第7波のように非常に尖ったピークっていうのは、どうも今は無いかなと思っています。ですから、週の多い時で3500人から4000人でしょうか。そのあたりを少しずつ維持しながら、徐々にですけど数字上は下がっていくかもしれない。ただ、年末年始や年明けにはまた大きな山が来るかなというのは、これまでの経験からいくとそういう風な流れになっていくかもしれないと思っています」

 感染症学が専門で東北医科薬科大学の藤村茂教授は、家庭内が主な感染経路となっている現在の状況が収まらないうちに、年末年始の接触機会の増加によって更に感染者が増える可能性を指摘しています。

 東北医科薬科大学藤村茂教授「(恐らく)クリスマスシーズンではまだ学校とかがあるので、そんなに移動は無いと思うんですけど、年末年始になって移動が入ってくるとそこの部分でプラスアルファで増えていくかなと」

 「相当、今のBA.5の株は喉の痛みが強く出たりとか咳が非常に長く続いたり。あと今すごく話題になっていますが、後遺症が感染が終わってだいたい3カ月くらいから出始めるというようなことも分かってきています。やっぱり、まだまだただの風邪レベルでは終わらない方々がいるということは、皆さん認識していただきたいと思います」