12月に入り寒さが本格化したことや、7日にスリップ事故が相次いたことから、仙台市のタイヤの販売店には冬タイヤへの交換の依頼が急増しているということです。

 「朝(スリップ事故の)ニュース見ました。来週ぐらいからまた雪の予報だったので、慌てて来た感じですね」

 宮城野区にあるこちらのタイヤ販売店では、12月に入ってから冬タイヤへの交換の予約が一気に増え、スタッフが開店と同時に交換に訪れる客の対応に追われていました。

 タイヤワールド館ベスト仙台本店岡村かすみ店長「11月までは暖かかった分、例年よりは落ち着いてはいたんですけれども、12月に入って急に寒くなったというところで混み合ってきてますね。平日土日にかかわらず満杯に今週は埋まっている状況」

 店舗のスタッフによると、12月に入ってから連日、開店から閉店まで休む間もなく予約客や飛び込みの客で混み合い、1日に60台ほどのタイヤ交換を行っているということです。

 こちらの店舗では、新品の冬タイヤに交換する人が前年よりも減っていて、物価高の影響で価格が上がったことが要因とみています。

 しかし、安全に関わる部分のため耐用年数やタイヤの硬さ、溝の深さなどをチェックし、限界を迎えていればスタッフが新しいタイヤへの交換を検討してほしいと呼びかけています。

 タイヤワールド館ベスト仙台本店岡村かすみ店長「家族や友人を乗せることもあると思うので、しっかり新しいもので準備させていただいた方がいいかと思いますので、(新しいタイヤへの)交換をお勧めしています」