11月に宮城県涌谷町の住宅で、自営業の男性が刃物で刺されて殺害された事件で、警察は被害者の知人で27歳の無職の男を殺人の疑いで逮捕しました。

 逮捕されたのは、住居不定無職の松川雄太郎容疑者(27)です。

 松川容疑者は11月19日夜、涌谷町中島乙の住宅の敷地で、この住宅で暮らすハウスクリーニング業の三川栄治朗さん(64)の上半身を刃物で刺すなどして、殺害した疑いが持たれています。

 警察は、防犯カメラやドライブレコーダーの解析などを進め、7日に仙台市青葉区で松川容疑者を逮捕しました。

 警察の調べに対し松川容疑者は「間違いない」と述べ、容疑を認めているということです。

 警察は、松川容疑者と三川さんは知人関係にあるとしていますが、具体的な関係は明らかにしていません。

 警察で、詳しい経緯や動機などについて調べることにしています。

 容疑者が逮捕されたことに、現場近くの住民からは、安堵の声が聞かれました。

 現場付近の住民「本当にほっとしました。」「1日1日が不安で長い1日でしたね」「犯人が捕まって良いんですけど、三川さんが亡くなって本当に残念だと思いますよね」

 また、警察は8日、松川容疑者が事件を起こし逃走中と知りながら車を貸すなどした犯人隠避の疑いで、仙台市太白区袋原の会社員、阿部祐太容疑者(26)を逮捕しました。