貝毒の影響で漁が3カ月以上遅れ、今シーズンの漁が始まったばかりの宮城県産のアカガイから再び基準を上回る貝毒が検出され、出荷規制が行われることになりました。

 国の規制値を超えるまひ性貝毒が検出されたのは、国内有数の産地として知られる名取市閖上沖でとれたアカガイです。

 このため県は、東松島市の宮戸沖から福島県境までの仙台湾沿岸海域について出荷を自主規制するよう漁協に要請しました。

 出荷規制は3週連続で規制値を下回らないと解除されないため、漁の再開は早くても年明け以降になります。

 宮城県産のアカガイからは夏にも貝毒が検出されたため、県内の漁は本来より3カ月以上遅い12月7日にようやく始まったばかりでした。