2021年3月から工事が進められていた宮城県の大崎市役所の新しい庁舎が完成し、関係者に公開されました。災害への対策として、防災機能が強化されました。

 新しい庁舎は総工費約80億円をかけ、現在の市役所の北側に建てられました。

 地上5階建てで、延べ床面積は約1万2000平方メートルです。

 豪雨災害などへの対策として1階部分の床を高く設定したほか、最大72時間稼働可能な非常用電源や防災無線室などを備えます。

 新しい庁舎では、岩出山総合支所にある教育委員会や三本木総合支所にある市議会の議場など、これまで分散していた役所機能が集約されます。

 伊藤康志大崎市長「単なる合併の時の庁舎を一つにということだけではなくて、災害に強い街づくりの象徴として多面的ないろんな思いが凝縮された庁舎になっております」

 今後、備品の設置や移転作業が進められ、5月8日に業務が開始される予定です。