2022年の年末にいったん終了していた全国旅行支援が、宮城県でも10日から3月末にかけて再開しました。観光地は閑散期を迎えているだけに、関係者は大きな期待を寄せています。

 2022年10月にスタートした全国旅行支援は、年末年始の繁忙期を外していましたが10日から再び始まりました。

 旅行代金の割引率は40%から20%に引き下げられ、割引額の上限は1人1泊当たり5000円、日帰り旅行などは1人当たり3000円となります。

 利用に当たっては、ワクチン接種の証明書かPCR検査などによる陰性証明の提示が必要で、ワクチン接種の証明書を使う場合、宮城県在住者は県内旅行でも求められる接種回数が2回から3回に変更となりました。

 仙台市太白区にあるこちらの旅行代理店では、県内の受付が始まった6日から予約や相談が連日寄せられていて3月までの売り上げは前年の同じ時期の1.5倍に増えています。

 たびのレシピ佐藤秀彦社長「(沖縄や九州など)暖かい所に行きたいとか温泉に入りに行きたいとか、そういうリクエストがけっこう多い。2月3月あたりから団体でどこかに旅行に行くとか、秋保あたりで忘新年会をするという動きも出てきましたので、我々にとってはとても大きいですね」

 東北の観光地は閑散期を迎えているだけに、再び観光需要が増える5月の大型連休に向けしっかりとつなげていきたいと話します。

 たびのレシピ佐藤秀彦社長「東北は特に冬はもともと旅行閑散期ではあるので、閑散期に少しでも(旅行客を)伸ばしていくことを目標にしながら、しっかり対応させていただいて思い出に残る旅行を提案していきたい」