10年に1度クラスの寒波が流れ込むため、宮城県では24日夜から急激に気温が下がり25日は真冬日になる見込みです。気象台は宮城県全域に低温注意報を出し、水道管や路面の凍結に注意するよう呼び掛けています。

 中野玲那記者「江戸時代の初期から人々の信仰を集めている、仙台市青葉区の三居沢不動尊に来ています。こちらには高さ13メートルの滝があるのですが、上の部分や下の部分が凍っています」

 青葉区荒巻の三居沢不動尊では、ここ数日の冷え込みで滝が凍り付き、長い氷の柱が出来ていました。

 24日の日中の気温は仙台で5.4℃、白石で8.2℃など平年並みから3月上旬並みとなりましたが、午後には冬型の気圧配置が強まり気温が急激に下がり始めています。

 仙台市民「マフラーあって良かったかなって感じ」「厚着をして来ました。結構最近寒いのでちょうど良いです」「タイツ履いてます。少しは楽に生活できるかなと思いますけど」

 25日の最低気温は、石巻、白石、古川でマイナス8℃、仙台でマイナス7℃、最高気温も古川でマイナス6℃、仙台でマイナス3℃など、2023年で初めて0℃を下回る真冬日になることが予想されています。

 仙台管区気象台は宮城県全域に低温注意報を出し、水道管や路面の凍結に注意するよう呼び掛けています。

 この最強寒波により雪が強まる恐れもあることから、交通機関にも影響が出ています。 空の便では、24日午後3時以降、仙台空港と中部空港、福岡空港を結ぶ発着便計4便の欠航が決まっています。

 JR東日本は、陸羽東線の鳴子温泉から新庄の間で25日は終日運転を取りやめ、26日は昼頃まで運転を取りやめます。

 ネクスコ東日本は、26日にかけて東北道の大和ICと若柳金成IC間と、山形道の宮城川崎ICと山形蔵王IC間で雪による視界不良の場合、通行止めとなる可能性があるとしています。

 交通各社は、最新の情報をホームページなどで確認するよう呼び掛けています。