4年前、仙台市泉区でいじめを苦に女子児童と母親が心中したとみられる事件について、仙台市教育委員会は第三者で作る専門委員会に改めて調査を諮問しました。

 2018年11月、泉区の寺岡小学校に通う2年生の女子児童と母親が心中したとみられる事件で、2022年に専門委員会はいじめ重大事態と判断するのが適当だったと結論づけました。

 これを受けて1日夜、仙台市教育委員会は弁護士や小児科医、臨床心理士など第三者で構成する専門委員会を開き、いじめ重大事態に該当することを踏まえ、改めて事案の調査を諮問しました。

 諮問した項目は、いじめの事実関係、学校や教育委員会の対応、再発防止策の3つで、遺族が求めるいじめと死亡との因果関係については含まれませんでした。

 専門委員会小野純一郎委員長「新たに加わった委員の方々から意見をお聞きして加える点があれば加えるということですけれど、前の答申の結論を根底からひっくり返すことは考えていない」