宮城県が進める仙台医療圏の4つの病院の再編構想についてです。村井知事は24日の県議会で、新たな病院と地域の医療機関との連携について「市町村任せにはしない」と述べ、市町村が担当する地域包括ケアの構築に県も関わる考えを示しました。

 県が進める仙台医療圏の4つの病院の再編構想は、名取市の県立精神医療センターと仙台市青葉区の東北労災病院を合築し富谷市へ移転、名取市の県立がんセンターと仙台市太白区の仙台赤十字病院を統合して名取市に移転する計画です。

 村井知事は20日、2つの病院を運営する日本赤十字社、そして労働者健康安全機構とそれぞれ有力候補地などを記載した確認書を交わしていて、これについて24日の県議会で「大きな前進」と説明しました。

 村井知事「今後の協議の方向性を県民の皆様に広くお示しすることができたとともに、これをもって関係者からのご意見などをうかがえるようになったという点で、大きな前進になったと考えております」

 更に、新たな病院と地元のクリニックなど医療機関や介護施設が連携する地域包括ケアの構築について、どのように県が関わるか質問され次のように答えました。

 村井知事「基本的に地域包括ケアシステムをどのように構築していくのかというのは、市町村が一義的にやることになっております。今回の病院の移転に関しましては、実現をするということになると、当然県がかなり大きく関わっておりますので、市町村任せにすることはできない」

 4つの病院の再編をめぐっては、移転により地域の医療機関と総合病院とのつながりが切れてしまい、地域包括ケアの機能が失われかねないという不安や懸念の声が、住民らから上がっています。