震災の津波で74人の児童が犠牲になった宮城県石巻市の大川小学校で、サルスベリの木の植樹が行われました。

 植樹を行ったのは江戸時代に多くの村人が津波から避難した教訓を今に伝える和歌山県広川町の津波伝承施設「稲むらの火の館」の関係者と大川小の遺族ら20人です。

 いずれも津波で被害を受けた地区の住民たちは、2メートルほどに育ったサルスベリの木を植樹し交流を深めていました。

 稲むらの火の館・崎山光一館長「東日本大震災の被災地の皆さんと連携して共同してこの情報(津波の教訓を)発信していきたい」

 サルスベリの木は「ともだちの樹」と名付けられ今後、交流の証として育てていくということです。