知人男性を殺害し死体を遺棄したとして逮捕された男女が19日に起訴され、残虐な犯行態様が明らかになりました。

 19日付で仙台地裁に起訴されたのは、住居不定無職の前田広樹被告(31)と山口優(やまぐち・ゆう)被告(31)です。

 起訴状などによりますと2人は2022年11月、仙台市青葉区のアパートで青葉区立町の職業不詳、佐藤大貴さん(当時22)の首をしめて殺害した後、チェンソーで遺体を解体し若林区荒浜の砂浜に埋め、殺人と死体遺棄の罪に問われています。

 2人は、殴る蹴るなどの暴行を加えけがをさせたうえ、排泄物を食べるよう強要した罪でも起訴されました。

 仙台地検は2人の認否を明らかにしていません。

 検察は犯行時の精神状態を調べるため、2人を12日まで鑑定留置していました。

 関係者によりますと2人と佐藤さんは知人で、特に前田被告は一緒に旅行や食事をする仲だったということです。