宮城県の塩釜港で宮城海上保安部の巡視船から重油が流出した問題で、第二管区海上保安本部は海上保安庁創設以来の大事故と謝罪しました。塩釜市で養殖のワカメやメカブなど1000トン以上、七ヶ浜町でノリ2200万枚以上が出荷できなくなり、被害額は合計で約6億円に上るとみられています。

 処分費用については5月29日から支払いが始まっていて、5月までにワカメなどの損害約5億円が19日に各漁協に支払われました。

 このうち県漁協七ヶ浜支所には、約2億6000万円が振り込まました。

 県漁協七ヶ浜支所鈴木祥支所長「いち段落したかなという感じで安心しております。水質の調査を実施していただいて、早く安全宣言が出せればと思っております」

 宮城海上保安部は漁業者の被害について速やかに支払うとしているほか、水産加工業や観光業など関連業種についても損害額を支払う方針です。

 宮城海上保安部と宮城県は、塩釜港周辺の37地点で水質検査していて、7月中には結果が判明します。

 検体から重油が見られないと確認された場合には、8月から始まるノリの種付けなどを前に宮城県が安全宣言をする方針です。