自立して活動する障害者を表彰する、ありのまま自立大賞が発表され、聴覚障害者として国内で初めて薬剤師の免許を取った神奈川県の早瀬久美さんが選ばれました。

 仙台市太白区の社会福祉法人、ありのまま舎は自立して活動する障害者や支援者を表彰しています。

 自立大賞には、聴覚障害者として国内で初めて薬剤師の免許を取った神奈川県の早瀬久美さんを、自立支援大賞には、日本車いすバスケットボール連盟の元会長で東京都在住の玉川敏彦さんを選びました。

 選考委員長を務められた三笠宮家の瑶子さまは宮城県庁で記者会見し、早瀬さんの受賞理由を述べられました。

 瑶子さま「国家試験で認められなかったことが彼女の活動によって、また周りの理解によって薬剤師になれた、あきらめなかったところが素晴らしいと思います」

 玉川さんについては、車いすバスケの練習場所の確保や資金集めなどを継続してきた点をたたえました。

 授賞式は22日に仙台市福祉プラザで開かれます。