仙台市の新型コロナ感染者数を予測する東北大学の調査で、今週は横ばいで推移する見通しが示されました。

 東北大学大学院工学研究科の佐野大輔教授のグループは、下水から検出される新型コロナウイルスの濃度などから、仙台市の新規感染者数を予測しています。

 調査によりますと先週のウイルス濃度はその前の週と同じ水準で、今週の予測値は1万1722人と高いレベルを維持して推移する見通しです。

 東北大学大学院工学研究科佐野大輔教授「第8波のピークほどの高さはないが、第8波でいうと入り口くらいの上がってきたところのレベルで、横ばいということが現状」

 佐野教授は、気温が高い日が続き夏休みも始まったことから感染が広がりやすい状況であると分析し、エアコンを使用する際はこまめに換気をすることなどを呼び掛けています。