5月、宮城県栗原市の東北自動車道でバスとトラックの乗客など4人が死傷した事故を受けて、東北運輸局はバスとトラックの運行会社に事業用自動車の使用停止命令を出しました。

 5月、栗原市の東北道で停車していたバスに大型トラックが追突し、バス運転手の女性とバスに乗っていたネパール人男性2人が死亡しました。

 事故を受け監査を行った東北運輸局は、法令違反があったとして28日付でバスを運行していた仙台市の2525タクシーに貸し切りバスの使用を最大4日間停止する命令を、トラックを運行していた青森県八戸市の八洲陸運に最大17日間のトラックの使用停止命令を出しました。

 2525タクシーは貸し切りバスの運行を定められた下限運賃より低い値段で請け負っていたほか、八洲陸運は法定労働時間を超えて運転手を働かせるなどしていたということです。