仙台市の新型コロナ感染者数を予測する東北大学の調査で、今週は増加する見通しが示されました。

　東北大学大学院工学研究科の佐野大輔教授のグループは、下水から検出される新型コロナウイルスの濃度などから、仙台市の新規感染者数を予測しています。

　下水中のウイルス濃度はこれまでほぼ横ばいで推移していましたが、先週のウイルス濃度は前の週よりも明らかに増加していて、今週の新規感染者の予測は１万１３７５人と増加傾向にあるとしています。

　東北大学大学院工学研究科佐野大輔教授「濃度を見てみると、やはり新規感染の発生数は増加傾向に少し転じたというか。過去数週間、１カ月位の間ではかなり注意しないといけない時期に入っている」

　佐野教授は「今週は雨の日も多いが、特に大人数が集まるような場所では工夫して換気を行うなど対策をしてほしい」と呼び掛けています。