仙台市宮城野区の梅田川周辺でクマの目撃が相次いでいます。1日には扇町5丁目で目撃されていますが、2日には国道4号を挟んだ平成1丁目に移動しています。

 そして14日には、原町5丁目の平田橋付近で目撃されました。周辺での目撃情報は9件寄せられていて、専門家はクマがこの付近に居着いている可能性も指摘しています。

 警察によりますと15日午前1時ごろ、宮城野区原町5丁目の平田橋付近で「やぶの中でクマが動いている」と付近の住民から110番通報がありました。

 警察は、梅田川沿いで目撃が相次ぐ同一の個体の可能性もあるとみています。

 専門家は、生存競争に負けたクマが市街地に入り居着いた可能性を指摘しています。

 日本ツキノワグマ研究所米田一彦所長「他のクマを恐れて、クマの少ない平野部に出るかクマのいない市街地に出る。そこが一番自分にとっては安全なわけで、だいたい2歳前後のクマが多い」

 広島県の日本ツキノワグマ研究所で50年以上にわたりクマの生態を調査、研究する米田一彦所長です。

 米田所長は、仙台市青葉区の山側や富谷市など北側から逃げ込んだと推測しています。

 周辺で目撃が相次いでいることから、餌を探している可能性が高くごみ集積場所にも工夫が必要とも指摘しています。

 日本ツキノワグマ研究所米田一彦所長「厳重な鉄の箱に入れるとか、その場合は鍵の仕方。簡単に取っ手を開けるので、二重ロックを掛けるようにしないといけない」

 クマを捕獲する行政には、いち早い対応を求めています。

 日本ツキノワグマ研究所米田一彦所長「事故が起きてから緊急銃猟しても仕方がない。だから見極めですね。このクマは山には帰るクマではない」