東北学院大学の五橋キャンパスが開校してから半年が経ちました。周辺では不動産需要の高まりや地域交流の活発化など、新キャンパス開校の効果が現われています。

 鈴木奏斗アナウンサー「五橋キャンパスから徒歩数分の場所にある賃貸マンションです。できたばかりですが学生の入居もあり、全ての部屋が埋まる人気ぶりということです」

 仙台市周辺の物件を扱う不動産会社の平和住宅情報センターによりますと、東北学院大学の新キャンパス開校に合わせて、周辺では学生向けの賃貸マンションやアパートが増えていて、2022年度の入居件数、例年より2割ほど多い500件以上に上りました。

 平和住宅情報センター仙台駅前店石倉友公店長「新入生だけではなく、泉や多賀城のキャンパス周辺に住んでいた在校生の住み替えも要因の1つと考えています。五橋キャンパス周辺の不動産需要が高まっていると実感しています」

 無料のインターネットが導入されている物件や、テレビインターホンなどセキュリティー対策が取られている物件が人気で、家賃が5万円前後の物件の入居率が特に高いということです。

 平和住宅情報センター仙台駅前店石倉友公店長「五橋駅周辺は仙台駅が近くて元々人気のエリアだったが、東北学院大学の学生を中心に更に希望する方が増えたように感じています。この状況はこれからも続いていくと思います」

 更に、新キャンパスの開校で活発になったのが学生と地域の交流です。

 その1つが、有志の学生たちが商店街やイベントなど地域の情報を発信するSNSのスタートです。

 洋菓子店では、10月始めにケーキの特徴やお勧め商品を取り上げてもらってことで学生たちへのアピールにつながると期待を膨らませています。

 むにゃむにゃ通り商店街ガトーオバラ小原康宏店長「SNSが苦手なんですが、写真をきれいに撮ってくれて、文章もきれいにおいしそうにアピールしてくれるので、若い感性で作ってもらえることがとてもありがたいです」