新型コロナの影響で営業を終了した仙台市青葉区の総合宴会場、仙台勝山館の跡地に11月、スーパーがオープンする見通しです。周辺では、マンションや病院の建設など再開発が進んでいます。

 新型コロナの影響で宴会や婚礼が激減したことにより、2021年6月に営業を終了した青葉区上杉の仙台勝山館の跡地に11月10日、ヨークベニマルがオープンする見通しです。

 整備を進める泉区の不動産業住販システムによると、店舗は鉄骨2階建てで延べ床面積は4423平方メートルです。

 隣接する公園との一体化を意識し、外観は深緑色や茶色といった落ち着いた色調になっています。四季や地域の歴史を感じてほしいとの思いから、サクラやマツ、サルスベリなどの樹木を仙台勝山館から引き継ぎました。 「買い物できる所があるんですけど、歩いては無理なので、本当にありがたいことです」「大型店だと郊外になってしまって、2人ベビーカーに乗せてというと遠くになっちゃう。買い物がスムーズになりますよね。期待しています」

 周辺の東北大学雨宮キャンパス跡地でも、マンションや病院の建設など再開発が進んでいます。

 新たな仙台厚生病院は地上9階建てで、延べ床面積は現在の約1.5倍となる4万6296平方メートル、病床数は409床で2024年5月に開院する見通しです。

 病院と隣接した敷地には、イオンモールが商業施設の整備を進めていて、ファミリー層などからの更なる需要の高まりが期待されます。