2023年に宮城県内で発生した交通事故で死亡した人は47人と4年ぶりに増加に転じました。

 宮城県警によりますと、県内で2023年の1年間に発生した人身事故は4033件で、前年より84件減り統計が残る1965年以降で最も少なくなりました。

 一方、死亡した人は47人で、戦後最少だった2022年の37人から10人増えました。

 死者のうち19人およそ4割が65歳以上の高齢者でした。

 また、高齢者の運転による交通事故の死者数は14人で、すべての交通事故死者のおよそ3割を占めました。

 死者数増加の背景には新型コロナ5類移行に伴う行動制限の緩和があると見られています。