東北電力は、女川原子力発電所2号機の再稼働について9月ごろになると発表しました。再稼働は5月ごろを予定していましたが、東北電力が1月に数カ月程度遅れるとしていました。

 東北電力によりますと、電線を入れる管を燃えにくい素材で覆うなどの安全対策工事について、資材や作業員の確保にめどがつき6月に完了する見込みになったということです。

 7月ごろには原子炉に核燃料を入れ、9月ごろには再稼働させたいとしています。

 東北電力金澤定男常務執行役員「工事は最終盤を迎えています。引き続き安全確保を最優先に工事完了に向けて全力に取り組んでいくとともに、地域の皆様からのご理解をいただきながら再稼働をめざしてまいります」

 女川原発2号機の再稼働は5月ごろを予定していましたが、東北電力は1月に安全対策の工事量が増えたため数カ月程度遅れると発表していました。

 延期を繰り返した理由について金澤定男常務執行役員は「安全対策工事の作業量の精査を誤った」としています。