全国知事会の会長を務める村井宮城県知事は、国民体育大会から名称が変更された国民スポーツ大会について「今の形式の廃止も1つの考え方」と述べ、自治体の負担が大きいことからあり方を見直すべきだと強調しました。

 村井知事「(国民スポーツ大会には)毎年、旅費だけでも相当掛かっている。しかもメジャーなスポーツは有力な選手が出ない」

 村井知事は会見でこのように述べ、今の形式の廃止も1つの考え方としました。

 国民スポーツ大会は毎年各都道府県を巡回して開催していて、現在は2巡目に入っています。宮城県は、2001年に開催しています。

 自治体にとっては選手団を派遣する費用などが掛かり、大きな財政負担になっているということです。

 村井知事は、会長を務める全国知事会として各都道府県に対しアンケートを行っていることを明らかにしました。宮城県は、廃止も視野に入れるべきだと回答したということです。

 村井知事「今と同じやり方を3巡目もやるということについて、本当にそれがいいのかどうかは立ち止まって良く考える必要があるんじゃないか」

 村井知事は今後、全国知事会として意見を取りまとめ関係機関と話し合う考えです。