宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地で、10日からアメリカ軍の戦闘機などが参加して大規模な演習が行われます。村井知事は、住民生活に十分配慮するよう求めました。

 アメリカ軍と自衛隊などが参加する大規模演習バリアント・シールドが、7日から始まります

 東北防衛局によりますと、松島基地を利用した訓練は10日から行われ、アメリカ軍の三沢基地からF16戦闘機6機程度が参加する予定ということです。

 地上の部隊要員として約100人が東松島市などに滞在し、このうち半数は基地の外の宿泊施設に泊まる予定です。

 夜間や早朝、休日には訓練は実施しません。

 村井知事は3日の会見で、日本を取り巻く国際情勢を踏まえた日米同盟の強化のためと理解を示しつつ、実施に当たっては騒音や安全対策など住民生活への配慮を求めました。

 村井知事「訓練に当たっては、これまで通り徹底した安全対策を講じるとともに、地元の声に耳を傾けて住民生活にも配慮していただきたいと考えている。県からも要望しています」