開幕から出遅れていた楽天イーグルスの田中将大が練習試合に登板し、1回2失点でした。「自分にとって大きな一歩」と復帰に向けて手応えを口にしました。

 2023年10月に手術した右ひじのコンディション不良で開幕から2軍調整が続いていた田中が7日、岩手県の名門富士大学との練習試合に先発し4カ月半ぶりに実戦登板しました。

 田中は味方のエラーも絡み、いきなり満塁のピンチを迎えた直後の初球、最速の146キロをマークします。オープン戦から球速が上がり、手応えを感じた1球でした。

 田中将大投手「あそこまで投げられたということが自分の中で自信になるし、安心できる材料になった」

 しかし、直後にタイムリーを許し1点を失うと犠牲フライでもう1点追加されます。
 その後はストレート、変化球を満遍なく投げ1回22球2安打2失点でした。
 「色々感じた部分を踏まえてやっていきたい」と前向きに語った田中。日米通算200勝まであと3勝、今シーズン中の復帰に向け一歩前進です。

 田中将大投手「あれだけ腕を振って投げられたのは今季初めて。内容は良いとは言えないけど、こういうステップを踏めたことは自分にとって大きな一歩になった」