政治とカネをめぐる問題への対応や選択的夫婦別姓制度の導入、物価高対策などが争点となる自民党総裁選挙で、宮城県選出の自民党に所属する国会議員はどのような対応を取るのでしょうか。
林官房長官を支持すると答えたのは、衆議院宮城5区の小野寺五典議員と参議院宮城選挙区の桜井充議員です。
小野寺議員は支持する理由を「初当選以来、長きにわたり様々な政策について議論を重ね、切磋琢磨してきた。宮城県にも何度も足を運び農林水産業をはじめ地域に根差した課題解決に尽力された」としています。
桜井議員は「官房長官だけではなく、外務、文部科学など様々な大臣を歴任、官僚から信頼も厚いため総理に適任だと考える」としています。
高市経済安保担当大臣を支持するのは、宮城1区の土井亨議員です。「国家観・歴史観を重視し、特に防衛政策や憲法改正に積極的な姿勢を示している。また、デジタル技術や成長戦略によって日本経済を活性化させるビジョンを持っている」と答えています。
宮城2区から出馬し衆議院比例東北の秋葉賢也議員は、河野デジタル大臣を支持しています。「政治資金の更なる透明化や原発の着実な再稼働、現役世代の社会保険料の軽減」を理由に挙げています。
一方、宮城3区の西村明宏議員、宮城4区の伊藤信太郎議員、参議院比例の和田政宗議員は支持する候補者を明らかにしていません。西村議員は「国家観、実務能力、党改革の姿勢などをみて判断します」、伊藤議員は明らかにしない理由として「宮城県連会長としての立場上、県連の中立性に疑義が持たれることを避けるため」としています。
和田議員は「経済活性化と所得向上、憲法改正などを実現する方に投票します」と答えています。