27日に投開票が行われた衆議院選挙で、宮城県5つの小選挙区では立憲民主党が4議席を獲得しました。自民党は1議席を維持するだけにとどまりました。
宮城県で唯一、与野党一騎打ちとなった宮城3区では立憲民主党の新人、柳沢剛氏(61)が初当選を決めました。
柳沢氏は、通勤時間帯の午前7時ごろからJR名取駅前に立ち有権者にお礼のあいさつをしました。
柳沢剛氏「なんかまだ普段と変わらない選挙戦続いているような感じで、毎朝立っていましたんでその続きみたいな感じで。(選挙戦を通じて有権者から)いただいたことを本当ににぐっと噛みしめながら、自分の仕事をしっかりやっていきたいなと思っています」 宮城1区では、立憲民主党の岡本章子氏が悲願だった選挙区での初勝利を掴みました。
前職3人の戦いとなった宮城2区では、立憲民主党の鎌田さゆり氏が4回目の当選を果たしました。
区割りの変更によって選挙区が再編された宮城4区では、立憲民主党の安住淳氏が10回目の当選を果たしました。
宮城5区は、自民党の小野寺五典氏が9回目の当選を果たしました。
自民党への逆風の中、宮城県の小選挙区では1議席を維持するだけにとどまりました。
比例代表の東北ブロックで自民党の新人、森下千里氏が初めての当選を果たしました。
確定投票率は52.16%と、前回の衆院選よりも3.71ポイント低くなりました。