伊達政宗公ゆかりの「子平町の藤」が美しい花を咲かせ、見る人の目を楽しませています。 

 仙台市青葉区子平町にある千田文彦さんの住宅に咲く子平町の藤は、房状に咲く薄紫色の花が見事で、甘い香りが辺りを包んでいます。

 伊達政宗公が朝鮮に出兵した際に持ち帰り、代々仙台藩に仕えた千田家に与えたと伝えられています。

 樹齢は430年以上。1メートルを超える長い花房が特徴で、仙台市の天然記念物に指定されています。

 5日は多いところで5分咲きで、ここから更に花房が伸び、数日ほどで満開になる見込みです。

 訪れた人「お花もきれいで、癒されるなと思って。街の住宅地にこういうのがあるのは仙台の財産と思っています」「紫色の粒みたいですごくきれいでした」「季節を感じられるのも良いし、こういう場所がそばにあって本当にうれしいです」

 子平町の藤は、9日まで一般公開されています。