宮城県気仙沼市で、東日本大震災の津波で流された写真を持ち主の元へ届けようと閲覧会が開催されました。
閲覧会は、気仙沼市の震災遺構伝承館で開催されました。
市では震災の津波で流され持ち主が分からなくなった約11万枚の写真を洗浄しデジタル化して保存しています。
写真の実物は震災10年で供養のお焚き上げをしたため、その後閲覧会は開催されていませんでしたが、市民からの要望を受け久しぶりの開催となりました。
訪れた人「何人か知り合いもいて同級生も亡くなったり、知り合いでも家族を失ったりという人もいる。写真に対する思いは本人たちにとても貴重なものだと思う」
写真のデーターは市の危機管理課で閲覧することができます。
伝承館では今後も閲覧会を実施していく方針です。
東日本大震災遺構・伝承館福岡麻子さん「今回だけには終わらせずに継続してやっていければと思っていますので、年に1回2回とどうなるか分かりませんが、こういう機会に是非見に来ていただければと思います」