SNSで集めたメンバーで犯罪を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ」による詐欺事件などが相次ぐなか、警察庁長官が「詐欺被害の拡大を止める正念場」と対策の強化を指示しました。
警察庁 楠芳伸長官 「まさに今が詐欺被害の拡大を止める正念場であるといえます」
「全国刑事部長会議」には警察庁幹部と全国の警察本部の刑事部門の幹部ら約70人が参加しました。
警察庁によりますと、去年の特殊詐欺の被害額は700億円を超え、SNS型投資詐欺とロマンス詐欺の被害額は前の年の3倍となる1272億円ほどに急増しています。
こうしたことを受け、警察庁の楠長官は「対処能力や捜査能力をさらに向上させ、他部門との連携を一層、強化していく」としています。