ミスタープロ野球の愛称で親しまれた巨人の終身名誉監督、長嶋茂雄さんが3日朝に亡くなりました。宮城県でも悼む声が聞かれました。

 長嶋茂雄さんは3日午前6時39分、肺炎のため東京都の病院で亡くなりました。89歳でした。

 長嶋さんは、1958年に入団した巨人の主力選手として日本シリーズ9連覇に貢献。1974年の現役引退後に監督に就任し、巨人を2度の日本一に導きました。

 2013年には、これまでの功績がたたえられ、まな弟子の松井秀喜さんと共に国民栄誉賞も受賞しています。

 長嶋さんは現役引退後に宮城県で開催された野球教室でも講師を務め、子どもたちに熱心に指導していました。

 長嶋茂雄さん「ボール見て左足をね。はい肩を楽に。分かりました?」「エラーしても構わないと思う、エラーするのが怖くてちびりながら消極的な練習やるでしょ、そうするとやっぱり駄目ですね、どんどん積極的に、極力そういう指導方針でやっている」

 JR仙台駅前でも長嶋さんの訃報を伝える号外が配られ、多くの県民がスーパースターの死を悼みました。

 宮城県民「大きなスター選手の方をたくさん育てた方だったので、本当に残念です。誰しもが目指した人だったんじゃないかな」「ホームランとかたくさん打って、ささやき戦法にも動じない世界に通用する選手だった。日本でも頑張って、すごくスターの選手だった」「最後の監督勇退の試合とかも見たことあったのですごい悲しくて。本当に一時代終わっちゃったなと」

 楽天イーグルスの試合観戦に楽天モバイルパーク宮城を訪れた野球ファンからも。

 「華麗にサードを守ってるイメージがあって。僕は野球できないんですけど、見ていてきれいだなって。1つの時代が終わったなって思いました」「今のプロ野球の人気を作ったのは長嶋さんだと思いますので、空から見守って欲しいですね」