イスラエルとイランの間で攻撃の応酬が続くなか、15日に控えたイランとアメリカとの6度目の核協議が中止されることが分かりました。

 イランのアラグチ外相は14日、イスラエルの攻撃はアメリカによる支援の結果だと主張したうえで「このような状況でアメリカとの核協議を続けることは正当化できない」と訴えました。

 アメリカとの核協議を巡っては、15日に6度目となる間接協議が実施される予定でしたが、仲介国のオマーンは中止になったと発表しました。

 イランメディアは軍高官の話として、イスラエルとの戦禍が数日中に中東にある米軍基地にも波及すると報じていて、イスラエルを支援するアメリカを牽制する狙いがあるとみられています。

 トランプ大統領はイスラエルの攻撃を受けイランが、「真剣に交渉し始めるかもしれない」と述べ、予定通り協議を開催したい意向を示していました。