茨城県坂東市の下水道工事の随意契約を巡り、特定の業者に便宜を図った見返りに軽自動車や温水洗浄便座などを受け取った疑いで市の職員が逮捕されました。
坂東市の職員・戸高千利容疑者(52)は、おととし6月から去年12月ごろにかけて、市の下水道工事の随意契約を巡って坂東市内の業者に便宜を図った見返りに、業者が所有する軽自動車や温水洗浄便座、現金など合わせて27万円余りを受け取った収賄の疑いが持たれています。
警察によりますと、戸高容疑者は当時、下水道課で業者選定などを担当していて、業者側に随意契約の設定金額や他の参加業者名を十数回にわたって教えたということです。
業者側が受注していた契約もあるとみられます。
警察は戸高容疑者の認否を明らかにしていません。