夏の高校野球宮城大会の開幕まであと3週間となりました。2024年に甲子園出場を逃した仙台育英が春の東北大会で優勝しリベンジに燃えています。

 東北大会では、青森山田や聖光学院といった甲子園出場常連校を下し勝ち上がった仙台育英。決勝では青森第2代表八戸学院光星と対戦しました。

 2回表に2点を先制された仙台育英はその裏、ランナー2塁のチャンスで8番1年生の砂選手が、右中間を破るスリーベースヒットを放ち1点を返します。続く代打の杉山選手はレフト前へしぶとく運び、同点に追いつきます。

 更に1番田山選手もヒットでつなぎ3塁1塁とすると、2番原選手がセンターへのタイムリー。この回、2アウトから5連打で逆転に成功します。

 球速140キロ超えの投手を5人そろえる仙台育英は、3回から2番手刀祢(とね)投手をマウンドに送ります。得意のスライダーとMAX145キロのストレートを武器に6イニングで10個の三振を奪うなど、八戸学院光星の強力打線を2安打無得点に封じます。

 2024年の夏、宮城大会の決勝で聖和学園に敗れた仙台育英は、2年ぶりの甲子園へ盤石の試合運びで東北大会を8年ぶりに制しました。

 須江航監督「課題と収穫両方ありますけど、とにかく勝っておごらず前年の決勝戦の悔しさを忘れずに、とにかく入念に準備したい」

 佐々木義恭主将「単純に自信になる。どんな相手でもしっかりと戦えるということを自信にしてやっていきたい」

【15日】高校野球東北大会
 仙台育英7−2八戸学院光星@ヤマリョースタジアム山形