日銀は17日の金融政策決定会合で、3会合連続となる利上げの見送りを決めました。短期金利の誘導目標を引き続き0.5%程度に据え置きます。

 植田総裁は利上げを見送った理由として、トランプ関税の影響を強調しました。

「(関税交渉が)後ずれすればするほど、通商政策を巡る状況が不確実であるという判断は続く」

 債券市場から買い入れる国債を減らす措置については、来年4月以降、減額するペースを緩めることを決めました。

 植田総裁は「減額ペースが速すぎると、市場の安定に不測の影響を及ぼす可能性がある」と説明しました。

(「グッド!モーニング」2025年6月18日放送分より)