ホンダは、自社で開発した小型ロケットの離着陸実験に国内の民間企業で初めて成功しました。

 全長6.3メートルのロケットが安定した姿勢でほぼ垂直に上昇します。

 上空およそ300メートルに達すると、姿勢を制御する翼を開き、ゆっくり降下します。

 発射からおよそ1分後に着陸しました。

 目標地点からのずれはわずか37センチでした。

 国内の民間企業でロケットの離着陸に成功したのはホンダが初めてで、エンジン開発で培った燃焼技術や、自動運転の制御技術を活用しました。

 繰り返し使うことを前提とする「再使用型ロケット」は持続可能な輸送技術として期待されています。