仙台市の小学校と中学校各1校で、給食の牛乳で児童生徒が味の異変や体調不良を訴え提供を停止していた問題で、仙台市教育委員会は管理体制が確認できたなどとして1日から牛乳の提供を再開すると発表しました。

 23日、若林区の小学校と太白区の中学校の各1校で給食の牛乳を飲み計78人が異変を訴え、このうち中学生3人が腹痛などを訴え病院を受診しました。

 市教委は24日から2校で牛乳の提供を停止し、原因の究明に当たってきました。

 この間、学校に立ち入り調査して牛乳を10℃以下に保つことなど管理体制を確認したほか、化学的調査によって大腸菌や一般細菌は含まれていないことが確認されたことから、1日から8日ぶりに牛乳の提供を再開させることを決めたということです。

 市教委では児童、生徒や保護者が牛乳を飲むことに不安を感じる場合は個別に相談に乗っていくとしています。