参議院選挙についてANNが行った世論調査の結果をふまえ各党は今後、どのように戦うのでしょうか。

 (澤井尚子記者報告)  比例の投票先でトップを保った自民党ですが、非改選を含めた過半数の獲得が微妙な状況に「大変だ」と焦りをにじませ、組織固めに動いています。

 2位の立憲民主党の幹部は、「ターゲットは、政治的な偏りのない中間層だ」と述べ、「手堅く支持を訴える」としています。

 一方、3位の参政党は、元々は6議席を目標としていましたが、情勢に勢いがあることから、単独で法案提出ができる10議席以上を狙うと意気込んでいます。

 今後、勝敗のカギを握るのが32ある1人区です。

 石破総理の周辺は「特に1人区で、参政党に保守票を奪われている」と危機感を強め、党幹部が激戦区に入り、支持を訴えています。

 対する立憲、国民民主など野党側も1人区が勝負どころとみて、代表らが入り対決姿勢を強調しています。

 20日の投開票に向け、激しい中盤戦が始まります。