今回の参議院選挙のポスターで人権侵害があったとして、立憲民主党の石垣のりこ候補がNHK党の前田太一候補を名誉棄損の疑いで宮城県警に告訴しました。

 石垣候補の代理人弁護士が記者会見で明らかにし、3日に県警に告訴状を提出して受理されたということです。

 告訴状によりますとNHK党から立候補した前田候補は、週刊誌が報じた立憲民主党石垣候補のプライベートの疑惑を記載した自身の選挙ポスターを掲示したということです。

 石垣候補の代理人弁護士は「選挙を使った人権侵害には正面から闘わないといけない。

断固とした態度で臨むため、刑事手続きという手段を取った」と話しています。

 一方、NHK党前田候補はkhbの取材に対し「責任者は自分」としたうえで「ポスターは党本部が作成した」と説明しました。告訴については「名誉棄損の可能性もあるが犯罪には当たらない。司法の判断が下れば甘んじて受けたい」としています。

 5月に施行された改正公職選挙法では、選挙ポスターに他人や他の政党の名誉を傷つけるなど品位を損なう内容を記載してはならないと定めています。