日中戦争の発端となった盧溝橋事件から88年となった7日、北京で記念式典が開かれました。
新華社通信によりますと、式典は7日、北京の盧溝橋にある「抗日戦争記念館」で開かれ、中国共産党ナンバー5で最高指導部の蔡奇政治局常務委員らが出席しました。
蔡奇政治局常務委員は演説で「88年前の今日、日本軍国主義が盧溝橋事件を意図的に引き起こし、全面的な侵略戦争を仕掛けた」と指摘し、「中国共産党は抗日戦争の最前線で勇敢に戦った」などと主張しました。
さらに「強国建設と民族復興の偉業を全面的に推進するために奮闘し、人類の平和と発展という崇高な事業に新たな、そしてより大きな貢献を果たしていく」と強調しました。
今回の式典を皮切りに、今年は中国が日中戦争などに勝利した80周年の記念行事も多く予定されていて、北京では9月3日に軍事パレードも行われます。